「ワンピース THE MOVIE エピソードオブチョッパー+(プラス) 奇跡の桜」の感想です。



感想を簡単に言うと「期待してなかったけど、意外に良かった」という感じです。

過去作品のリメイクは前回のアラバスタで懲りてましたし
しかも原作を改編したパラレルワールドということで、作品全体を
満喫できるような内容にはならないだろうと、覚悟を決めて鑑賞しました。

そうしたら、原作の改編部分はサラッとうまくごまかされてましたし
ゲスト声優の演技もなかなかのもので、予想していた「戸惑い」はありませんでした。

あとはもう回想シーンでの「これでもか!」という泣かせるエピソードの連続ですから
泣かずにはおられない仕上がりです。

では、細かい感想をピックアップ。

最初に黒てぬぐいをしてトレーニングしてるゾロについて
「本気モード」の黒手ぬぐいの使い方が間違ってるのが気になったのですが
それを複数の人に問いかけた時に「そういえばそうですね。」という
あっさりした反応が返ってきたので、これについて気をもんだゾロファンは
全国でも数人かもしれません。

「あの船、わかんねぇ!」と拗ねた風なゾロはたいそう可愛かった。

最後の桜のシーンがさっぱりと終わった感じがしました。
「泣くぞ−!」とエンジンをかけつつ待っていた者としては
やや物足りなかったです。



作画についてのオタク的見解。

試写会で見た時に、作画にガッカリしまして
映画を見た後にかなりテンションが下がっていたのですが
公開作品では修正されていたようで、安心しました。

私が一番ガッカリしたのは序盤でゾロが刀を抜くシーンです。
フランキーと一緒にワポルの海賊船を攻撃する時の絵が
目を見張るほどの崩れ具合でした。

再現するとこんな感じです↓



髪の色が緑という点のみでゾロと認識しろといわんばかりのジンジャーマン。
(ジンジャーマン画像検索結果)
刀はまるっきり爪楊枝。一寸法師かよ。一寸法師かよ。
ここ以外、特にゾロが活躍するシーンは無いので、ひどく落胆しました。

しかし公開された作品を見るとましになってるような気がしました。
またネットでの評判を見ると、ここはゾロの整った顔を見るシーンではなくて
動きを楽しむシーンらしく、アクションに注目して見るとさほど気にならないと思いました。
それでも、「気にならない」という程度ではあるのですが。
男子と女子で意見が分かれる所なのかもしれません。

これも公開作品では修正されてましたが
試写会ではロビンに目の下の皺が書かれていました。
これが2〜3度出てきて、見過ごすわけにはいきませんでした。
陰の入り方とあいまって、悪意があるのかと思える皺の線でした。
ゾロにもこの皺が描かれていて、公開作品では皺は残っていたけれど
目立たないようにはなっていたような気がします。



今作品の要とも言えるチョッパーの作画について。



(※都合により角は省略しています)

チョッパーの姿は原作でも変化し続けていますので
「こうあるべき」という物はないと思います。
あくまでも私の個人的な感覚で書いています。





これでもサンリオに就職したいと思った時期がありました。(小4の頃)



引きの絵の時は上記のようなシンプルな線でチョッパーが描かれていました。
これはこれで「ゆるキャラ」としての味があるのですが
手抜きとも言えます。
あと、絵が小さくなるとどうしても黒目も小さくなってしまうようですが
それならいっそ黒目だけでいいんじゃないか、と考えてしまうほど
私はチョッパーの可愛さにこだわりを持っています。



今回、すごく気になったのが上記のような逆三角形に似た輪郭です。
鼻の部分のでっぱりが平面的になっていてチョッパーの顔が
「歪んでいる」ような印象を受けました。
あくまでも個人的な感想なんですが、私はこの輪郭のチョッパーは
可愛いと感じません。

最初に説明した「大きい丸と小さい丸」の比率の設定があいまいで
チョッパーの絵は常に不安定でした。
それぞれの可愛さがあったとしても、全体の統一感がないので
チョッパーの実像が掴みにくいという感想を持ちました。

以上、一般的には取るに足らない
作画オタの感想でした。






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