夜弥的台湾旅行日記



歴史文物陳列館という所に行きました。
故宮博物院とは違って研究所の中に展示が置いてあるという場所です。
広い敷地は大学のようで、様々な分野の研究所があります。
※観光コースとしてはメジャーな場所じゃないです。
※非常に地味なレポートになってます。





現在の中国とされる地域の“言語”を研究している場所で
紀元前から近代までの“文字”に関する資料があります。
まだ紙が生まれる前の亀の甲羅や牛の骨に掘った文字や
木簡や竹の表面に文字を刻んだ物など原始的な物の展示もあります。



広い大陸で様々な文化や言語が生まれ、発展したことを知ることが出来る資料や
中国の皇帝が残した文書などが陳列されています。
説明は中国語と英語しかなくて、詳細はわからないので
このページに間違った事を書いてるかもしれません。すいません。

それはともかく凄い!!歴史って凄い!

マンガや映画などで何となく知っているけど
ファンタジー的に理解していた物が実在したことを実感した衝撃というのでしょうか。

中国最後の皇帝溥儀が書いたとされる大きな巻物を見たのですが
右から左に漢字で書かれており、逆方向から
左から右に向かって満州文字で同じ内容の事が書かれているそうです。

まじか!!まじでか!!
終始、そんな感想を抱いてました。

漢字の文化を見ては、中国4000年の歴史の奥深さなどに感動し
少数民族の風俗の紹介を見ては、RPGの世界を連想したりしました。

革の盾(leather shield)が展示してあったのです。
レザーシールドですよ!レザーシールド!
なぜ興奮しているのかというと
レザーシールドって言ったらRPGで最初に装備する
防御力の低いしょぼいアイテムじゃないですか!
そんなイメージしか持てない21世紀!

でも、実際に使われていたとされるレザーシールドを見たら
ただの丸い革なんだけど、刃物がこすれた傷跡などがあって
戦いの最前線を彷彿とさせるのですよ!

木で作った小さな弓が隣に展示してありましたが
「初期装備」というゲーム脳での感想と
こんな原始的な時代から戦争の歴史があったのか、という感想で
もう「まじか!まじでか!」としか思い浮かびませんでした。

それから苗族(ミャオ族)が残した文字とかいうコーナーに
こんな記号の書物が展示してありました。
頑張ってメモに模写して帰ったのですがわかりづらいかな?

←左図の記号のような文字は苗族の文字という訳ではなく
何か特別な物のようですが、「苗黔文字」として展示されていました。

私はこれを見た時に、エヴァンゲリオンでこういうのが
あったような気がしたのですが、どうなんでしょう?
エヴァンゲリオンに詳しい方、教えて下さい。

他にも象形文字を四角で囲ってコマ割りのように
書き記したノートが残っていて、それは
マンガのように見えました。

それらの展示には、例えば「Miao 032-1397」というような
注釈があるのですが、これは32年から1397年まで
使われた言語という意味なんだろうと思います。

1397年に使用されたのを最後に、その言語は
消失したということなんですよね?

有史以来、多くの言語が生まれ
そして消えていったのだなぁとしんみりしました。

この歴史文物陳列館に来て、歴史に非常に強い関心を持ちました。

歴史を遡れば、祖先の犯した罪に直面することになるでしょう。
しかし、どんなに酷い歴史であっても、その事実を
闇に葬ったり、変えてしまうのは愚かさを重ねることではないか、と
オハラの考古学者のことを思い出したりしました。

歴史を暴きたいのではなく、過去の声に耳を貸したいのだ、という
セリフの重みを感じました。

さて、しんみりしたりもしましたが、純粋に「文字」の造形を
面白いと思える展示が多く、私のワクワクを知ってもらいたくて
似たような情報があるサイトを探しました。

==日本語のサイト==

ミャオ族の文字?!

==中国語のサイト==

象形文字を紹介してるページ

すんごく重いけど満州文字やアジア全般の
言語サンプルが載ってるページ




ショップで売ってた紙袋です。気に入りました。



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